こんにちは、GOMEZです。 当ブログではアフィリエイト広告を利用しております。
【妄想ホラードラマ】vol.2『緑の怪物と、彼女の部屋』
登場アイテム:Monster Energy(モンスターエナジー)
「ねえ……飲んでみる?」
彼女の冷蔵庫にはいつも緑色の缶があった。
Monster Energy。
初めて彼女の部屋に行った夜、キスの直前に、彼女はそれをグラスに注いで僕に差し出した。
「ちょっとクセあるけど、クセになるから」
炭酸の刺激と、ケミカルな甘さ。それは何かこう、舌の奥を痺れさせるような味だった。
それ以来、彼女に会うたびに、僕はMonsterを飲まされ続けた。
「エナジー、足りてないでしょ」
「世界中の人がこれにハマってるって、なんかロマン感じない?」
たしかに目が冴える。心臓が早くなる。ハイになる。
でも、ある日、彼女の部屋で異変に気づいた。
空き缶が……異常に多い。
しかも全部Monster。
さらに──
ベッドの下には、缶じゃない「緑色のモノ」がいた。
──カマキリ。
いや、よく見ると──
カマキリでは、ない。
女の顔をしていた。
スラリとした手足に、鋭い鎌。そして──目だけは、彼女と同じだった。
彼女が帰宅し、僕に言った。
「見た? 私の、ほんとの姿」
「モンスターの味、クセになるでしょ」
「あなたもすぐ、緑になるわ」
──その瞬間、僕の体に電流が走った。
目の奥が燃える。
体中がビリビリする。
叫ぼうとしたのに、喉から出たのは──
「ジジジジジジジ……」
──今夜も、彼女の部屋では、
二匹のカマキリが、Monsterを分け合っている。

📦 今回紹介した商品:
Monster Energy(緑) 355ml × 24本
Unleash the Beast. 野性を、解き放て⤵️⤵️⤵️
週刊連載金曜日編:過去ログ 《Vol.1》⤵️ 《Vol.2》⤵️ 《掲載商品まとめ⤵️ |